労働保険料申告書【エクセルのダウンロード・訂正ミス・書き方の記入例・2020年の様式】
労働保険料申告書とは、企業が加入する時申請する書類です。
一定の条件を満たしている社員を雇っているなら、必ず労働保険に加入しなければなりません。
労働保険の保険料は、企業によって毎年前払いされているのです。
毎年の労働保険料申告書と納付を、特に「労働保険の年度更新」といいます。
労働保険料申告書を管理しているのは、厚生労働省です。
労働保険料は、
- 労災保険
- 雇用法権
が合体したものと認識するといいでしょう。
雇用保険の窓口はハローワークです。
1週間の労働時間が20時間以上で、31日以上雇用する見込みがある加入者が対象です。
正社員だけではなく、派遣やアルバイトなど、非正規雇用者も対象に入ります。
会社と社員が、それぞれの割合で雇用保険料を負担しています。
労災保険は…
労災保険は、全額会社が負担します。
社員が業務中に事故を起こし、病気やケガを負った時に必要です。
労働保険料申告書の申告はいつまでにすればいいの?
毎年6月から7月までの期間で期限が設定されています。
納付する時には、申告書の下に納付書がついているので、切り離してはいけません。
そのまま一緒に金融機関に提出すれば、同時に申告もしたことになります。
納付が遅れてしまうと、延滞料金で無駄にお金がかかることがあります。
労働保険料申告書のエクセルのダウンロードをするには
労働保険料申告書2020年の様式は、厚生労働省のホームページで配布しています。
https://www.mhlw.go.jp/bunya/roudoukijun/roudouhoken01/yousiki.html
また、エクセルで年度更新申告書計算支援ツールも配布しています。
労働保険料申告書の書き方の記入例
労働保険料申告書を初めて作成するなら、なかなかイメージがわかないでしょう。
書き方や記入例は、こちらが参考になるでしょう。
https://www.mhlw.go.jp/new-info/kobetu/roudou/gyousei/hoken/2019/dl/keizoku-all.pdf
訂正ミスがあった場合はどうする?
労働保険料申告書を作成していて、訂正ミスがあった場合はどうすればいいでしょうか。
訂正ミスがあった場合はどうする?
労働保険料申告書を作っていて、訂正ミスが出ることもあるでしょう。
例えば、申請書と納付書は本来くっついていなければなりませんが、間違って切り離してしまう人もいます。
申告書のみを郵送して提出した場合、納付書は金融機関に出しましょう。
また、納付書の納付金額を間違って記入してしまった時も、訂正ミスです。
この場合、納付額の訂正はできません。
そのため労働局や労働基準監督署で書式をもらい、新しい納付書を出しましょう。
申請書の記入で間違えた部分があれば、訂正できます。
納付書の金額は訂正できないものの、申請書の訂正ミスなら訂正できるのです。
この場合、訂正印を押す必要はありません。
会社の住所を書く時、古いほうと新しいほうのどちらで書くべきかも迷いどころです。
この場合、新住所を記載します。
もし住所に変更があれば、事前にハローワークには事業主事業所各種変更届を出し、労働基準監督署には所在地変更届を出しましょう。
もし計算ツールで保険料の計算をして、小数点以下が出てしまったら…。
こちらも迷うところですが、切り捨てしてOKです。
労災保険と雇用法権の算定基礎額が同額なら、別々に計算するのではなく、合計の税率を算定基礎額に上乗せします。
その後切り捨てにするのです。