この世界は一人で戦っていても生き抜くことはできる。ただ、この世界を発展させ、支配していくにはどうしても人が必要である。それにしても悲しい世界であり「話し合い」で人を集めることはできないのだろうか?そりゃあ話し合いだけですべてが回るのであれば、そりゃあ平和であるし、ある意味では恐い世界になってしまうのかもしれない。
私の仮説(というか、ふと思ったことは)世界を生き抜くためは、暴力だけでも平和だけでもなく、「お金」というものがあってこそのこの世界なのかもしれない。サピエンス前史でも読んでみよう
でも、この世界で貨幣という価値はほとんど皆無に等しい(あるにはあるんだけど・・・・)自分の世界をより強力に生き抜くにはどうしても人が必要である。となると、暴力による支配しかないのである。
相変わらず前置きが長いですが、「奴隷」というのがこの世界を生き抜くための重要なポイントになるのです
奴隷にはそれぞれ職業というか役職があります。それぞれの職業を大きく2つ紹介しましょう。
戦士・弓手:いわゆる戦闘奴隷、一緒に戦ってもらうこともできるが、粛清に備えて拠点を守ってもらうのが使い方がポピュラーでしょう。戦士は剣や槍などで戦い、弓手はその名の通り弓で戦います
鎧職人・鍛冶職人・なめし職人など:いわゆる職業奴隷、生産設備にそれぞれの職業奴隷を配置することで、物を作る時間が短縮されるだとか素材の量を減らすことができる恩恵を受けることができます。武器・防具や設備にしても、大量かつレアな素材が必要な場面が多くなってきます。小さなことですがそういった積み重ねが重要になってくると思われます。
とはいえ奴隷制度の一番のポイントは、「上質な~」「完璧な~」という装備が作れることです。言ってみれば自分で作る武器よりも職人奴隷に作ってもらった武器の方の方がかなり性能が上がるのです。
例えば、長剣なら、ノーマル26、上質な長剣28、完璧な長剣30と攻撃力がこれだけ違います。武器貫通率も2パーセント違うのだから、この差はかなり大きいです。もっと言えば、技能のレベルも上がりレア素材も集まり、敵も強くなって強くなってきたら当然装備も新調することになります。その時に奴隷に作らせれば、「完璧な」装備ができるので、一気にパワーアップいたします。中盤から終盤に差し掛かる段階で自分で装備作っているのは、はっきり言って無駄なのです
あっ、ここは奴隷の話をする場ではありませんでしたね。他にもたくさんいますけど、このぐらいにしておきましょう
続いて奴隷にもランクがあります。襲い掛かるNPCには、職業が表示されてⅠ~Ⅲの表示があります。わかりやすいのは、単純に敵としての強さですよね。Ⅲになったらなかなか倒れません
奴隷にしてからは、レシピの追加や生産時間の短縮、必要素材の低減とⅠからⅢに上がるにつれて効果が上がるのです
1000文字にわたる前置きがようやく終わります。
この世界にはたまに名前を付けたやつが襲い掛かってきます。「ネームド奴隷」と便宜的に呼んでしまっていますが、元はといえばNPCとして普通に襲い掛かってきます。さらにいえば、野営地だったり集落を作っているいわば中ボスなのです。ランクでいえばⅣに相当するのです。
ネームド奴隷というのは、全国いろんな場所にいます。とはいえ、不意に襲い掛かってくるわけではなく、マップに表示される場所にいることが多いです。さらに言えば、集落の名前がそのままネームド奴隷の名前になっていることがあります。
ここまでの存在だったら「ネームド奴隷」という呼び方はふさわしくないのかもしれません。立派に集落を守るボスなのです。
そんな、NPCのカリスマといえる人間を奴隷にするまでをドキュメントとして追いかけていきましょう
私の生産拠点、いわゆる製造工場群はスタート地点からほど近いオアシスの南側においております。こと奴隷のリクルート活動においては最大のミスを犯しております。
それは、オアシスの南側に「苦難の輪」を作ってしまったことです。基本中の基本ですが、奴隷を引きずるのにオアシスを渡る必要があるのです。当然泳いで渡らなくてはいけないわけですが、その時にパッと手を放してしまうのです。そうすると引きずっていた奴隷は水の中に落ちて、結果として手放してしまうことになります。
腕の良い人がやる王道の対策としては、オアシスに橋を架けてしまうことで、奴隷を運ぶようになります。
しかし、凡人の私はそんなやり方はしません
邪道なのかもしれませんが、こんなやり方もあります。
注 あくまでもネームド奴隷を捕まえることだけを、目的としております。そのあとの効果については関知いたしません
まず、ターゲットは「タルマンの野営地」にいるタルマンです。彼の役職は「戦士」です。本当なら鎧職人とかの方が欲しかったけど、これには目をつぶります。
場所はオアシスを越えたばかりのところにあるので、手っ取り早く攻略したいと思っています。
その近辺に「苦難の輪」を建ててしまいます。
これで準備は整いました。それではタルマンを奴隷にしてやりたいと思います。タルマンの野営地近辺にはハイエナもいるし、野営地にはほかにもNPCはいるので、地味にめんどくさいです。とはいえ、アビスレムナントとの激闘などを経て、私のレベルも装備も上がっておりますので、名もなき人間は残らず片づけてしまいます。
いよいよ、タルマンとの一騎打ちです。
この時は、「殺害」するための武器は強化したのですが、「気絶」させるための道具はまったく強化していないのです。
最初の戦いでは、ノーマルの木製棍棒で挑みます。さすがにタルマンは硬い硬い、全然倒れる気配がないし、攻撃力もなかなかのものを持ち合わせるので、こっちも命がけです。危なくなってきたので、やむにやまれず殺してしまいました。
殺してしまうよりも屈服させることがこんなにも大変だと身をもって知ってしまうことになるのです。
第2戦を迎える前に、鉄の棍棒を作ることにします。
鉄の棍棒を作るには、
レベル30まで上げて、苦難の輪(中)のスキルを覚えます。
拷問具作業台を成型木材×9、鉄×10、ひも×2で作成し、生産工場のラインナップに加えます。それにしても、拷問するための道具を作る工場って怖いですね。
そこまで完成したら、鉄の棍棒を木の枝×5、鉄×4、皮革×10で作成します。そんなに難しくないと思います
さて、鉄の棍棒も手に入ったことなのでリベンジに挑み、どうにかタルマンを気絶させて奴隷化させることに成功いたしました。本当の意味で、「ネームド奴隷」の誕生の瞬間です
戦いの中で、私がお伝えできることはあんまりないでしょう
棍棒の装備を整えれば、基本的に周りの敵をすべて片づけることと、回復アイテムや防具をしっかり準備しておくこと、やばいと思ったら殺してしまうこと、あとは基本的なアクションのスキルを上げることにつきます。これは攻略法でも何でもありません
最後に、奴隷を抱えていたら当然重くなりますので動きが鈍いまま、拠点に戻らなくてはなりません。先ほどお伝えしましたネームド奴隷を作ることを前提とした場合の拠点選びがかなり重要になってきます。
レベルが高い状態なら、足腰にスキルを全振りすることで、重い荷物を背負っていても普通にアクション出来るので、それでも良いでしょう。ネームドを奴隷にするのならそれなりのレベルも必要なので現実的な方法でもあります。
これは、文明レベルでできる方法なのですが、凡人の私がとった方法はというとずばり
死ぬことです
死ねば勝手にベットのあるからリスポーンされるわけだし、所持品もなくなりません。それが一番手っ取り早いです。
邪道って言われるのはわかっていますが、知ったこっちゃありません。
ネームドキャラは、どの場所にもいます。この世界はかなり広いし、目的の役職を持つものは自分の都合の良い場所に必ずいるわけではありません。
最後に、ネームドを奴隷にするまでの流れをまとめましょう
※ 文明レベルのみでできることです。
1.ターゲットのいる場所近辺に「苦難の輪」を作る
2.ネームド奴隷を気絶させて、引きずる
3.改心させたら死んで、拠点に戻る
4.役職に就かせる
以上です